2012/10/22

更新情報(2012/10/21) ティラノスクリプト ver2.20


ティラノスクリプトがアップデートされました。
最新版の適用をお願いいたします。

http://tyrano.jp/home/download


主な変更点


  1. [glyph]タグの追加 (クリック待ち記号のカスタマイズ)
  2. iscript emb などで配列および仮想配列を使用可能に変更
  3. キャラクター操作タグで、自動位置配置調整
  4. 動画再生タグの仕様変更。PC版の場合、自動的に動画再生。
  5. その他、細かいバグ修正

となります。
よろしくお願いします。

2012/10/10

ティラノスクリプト 更新情報(2012/10/7)

ティラノスクリプトがバージョンアップしました。

最新版はVer2.01 となります。

http://tyrano.jp/home/download


主なアップデート内容


(1)スマートフォン関連機能の強化

・スマートフォンから閲覧した際、自動的に最適なサイズを計算して表示できるようになりました。(iphone ipad など端末の種類に関わらず、自動的に最適化されます)

・スマホアプリ化した場合でも、同時に音を鳴らせるようになりました。
 複数キャラが同時に話したり、音楽を流しながら会話や効果音を鳴らせます。

・スマホアプリ化の手順がシンプルになりました。
 




(2)[skipstart][skipstop] タグの追加

好きなタイミングでスキップ処理を行ったり、スキップを止めることができるようになりました。


(3) プラグイン続々登場!

ティラノスクリプトを簡単にパワーアップできるプラグインが続々登場中です!


プラグイン一覧






ぜひ、最新バージョンを適用して、ゲーム制作をしてみてくださいね。









2012/10/07

ゲームをアプリ化する(iOS編 その1)インストールとアプリ化


*本記事は、古い情報の可能性があります。
最新版のphonegap3.3に対応した解説記事があります。
>>【2004年度版】phonegapでアプリ化する (ios編)


この章では、ビジュアルノベルスタジオで作成したゲームを、iphoneアプリ用のゲームにする方法を解説していきます。

Android向けは こちらへ

まず、iphoneアプリ化するのに、必要なものとして

Mac パソコン
うん。Windowsじゃあ、iphoneアプリが作れないんだ…。MacBook等手に入れよう。もしくは借りよう!

これさえあれば、後は以下の手順で作っていくだけです。
それでは、制作をはじめていきましょう。


Xcodeをインストール

まずは、マックに最新版のXcodeをインストールする必要があります。
Xcodeとは、マックでソフトウェア開発をするためのソフトウェアです。
まず、AppStoreを開いて、「xcode」と検索してください




Xcodeという開発ツールが表示されましたね。
あとは、手順に沿ってインストールを完了してください



phoneGapのインストール


つぎに、phoneGapというツールをインストールします。
以下のサイトからphoneGapの本体をダウンロードしてください。


画面右上のダウンロードをクリック

2012年10月現在の最新版は2.1.0です。
2.1.0をベースに解説していきます。

【重要】
必ず最新版のXcode・Cordovaを適用しましょう。





ダウンロードしたファイルを解凍してください。

解凍したフォルダの中にある、lib/ios フォルダを開いてください。

その中にあるbinフォルダがあるのが確認できましたね。

そのbinフォルダをDockにある、Terminal.appのアイコンへドラッグ&ドロップします。




何か、文字が表示される画面が開いたと思います。




そうしたら、このウィンドウにで、以下の用に入力してエンターを押してください。
これは、MyProjectという名前で、新しくプロジェクトを作成しているという意味です。
好きな名前に変更しても大丈夫です。

./create MyProject com.tyrano.myproject MyProject




静かに終了していれば成功です。

先ほどドラッグ&ドロップしたbinフォルダの中を見てください。

MyProject というフォルダができていますね。

このMyProjectというフォルダの中は以下のようになっています。




つぎにこの中の www フォルダの中に、作成した、ゲームフォルダをまるごと上書きコピーします。





それでは、このフォルダのMyProject.xcodeproj というファイルをダブルクリックしてXcodeを起動してください。



Xcodeが起動したら、左側のMyProjectという箇所を選択肢、プロジェクトの基本設定を確認します。

まず、画面左上の部分が MyProject > iphone5.1 Simulator となっている事を確認してください。
(ここをipadなどに変更することで各々の端末で動作をシュミレーションテストできます)


次に、画面真ん中の Supported Deivice Orientations の部分横向きのアイコン2つを選択状態にします。

これは、アプリの向きを決めるもので、どの持ち方でゲームをプレイできるかによって選択します。





つぎに、追加した、www/index.html を開いて編集できるようにしてください。

最初の、タイトル部分の直下に以下の赤字を追加してください


<title>Loading TyranoScript</title>
<script type="text/javascript" src="cordova-2.1.0.js"></script>



設定が完了したら、画面左端のRun ボタンをクリックしてください。



シュミレーターが起動して、ゲームが遊べましたね。

さらに、フルスクリーンにしたい場合(電池残量や時計を表示したくない場合)
Resources / MyProject.info.plist を開いて

Status bar is initially hidden という項目を追加、値をYES にしてください。



これで、全画面表示のゲームになります。


その他、アプリのアイコンや起動画面なども自由に設定できます。

お疲れ様でした。

【追記 2012/12/12】
最新版のCordova2.2.0 + Xcode4.4.1 の際、シュミレーター上で音が鳴らないという現象の報告を頂いております。実機では問題なく再生されます。

おそらく、PhoneGapのバグのような気もするので、現象が発生する方はご連絡いただけると嬉しいです。







ゲームをアプリ化する(Andoroid編 その1)インストール

*本記事は、古い情報の可能性があります。
最新版のphonegap3.3に対応した解説記事があります。
>>【2004年度版】phonegapでアプリ化する (Android編)

Eclipseのインストール


作成したゲームをAndoroidoアプリ化してみましょう。

とっても簡単なので、説明の通りに作業するだけです。


それではまず、必要なソフトウェアをインストールしていきましょう。


以下のURLからEclipseというソフトをダウンロードしてください


Eclipse4.2 JavaEdition (32bit版)
http://mergedoc.sourceforge.jp/pleiades-redirect/4.2/pleiades_java-32bit_jre.zip.html?v=20130303



Eclipse4.2 JavaEdition (64bit版) ←通常はこっち
http://mergedoc.sourceforge.jp/pleiades-redirect/4.2/pleiades_java_jre.zip.html?v=20130303



最近のPC、例えばWindows7などをご利用の場合は下の64Bit版で大丈夫です。



ダウンロードが完了したら、ファイルを解凍してください。
解凍する場所は、英字のみのパスでなるべく、上の階層が良いでしょう。

今回は

D:\game\

というフォルダを作成し、そこに解凍したフォルダを移動しました。

解凍したフォルダの中にある、「eclipse.exe」をダブルクリックで実行してください。

このファイルはショートカットを作っておくと、便利だと思います








実行したら、ワークスペースの選択という画面が表示されました。
これは、アプリ化するために必要なファイルを保存する場所を選択できます。

特に変更することなく、このままOKをクリックしてください。







Eclipseが起動しましたね。


Andoroid開発ツールのインストール


次に画面上部のめにゅーから

[ヘルプ]-[新規ソフトウェアのインストール]を選択してください




つぎに、以下のような画面が表示されたら

作業対象という場所に

https://dl-ssl.google.com/android/eclipse/

と入力して、追加ボタンを押してください



続いて、名前というところが空白だと思いますので、適当にAndoroidと名前をつけておきましょう。
OKをクリックしてください。


つぎに、全て選択をクリックして、チェックが入っていることを確認して次へをクリックしてください


あと、表示される画面は特に変更することなく、次へをクリックして進めてください。

最後に、使用条件に同意して、完了をクリックします。



しばらく、待ちます。途中で警告が出ることもありますが、気にせずOKを押してインストールを進めてください。

インストールが完了すると、再起動を求められますので、Eclipseを再起動してください。


プロジェクトの作成


それでは、いよいよ、アンドロイドアプリケーションを作成するためのプロジェクトを作成してみましょう。

メニューから [ファイル]-[新規]-[プロジェクト] を選択してください



つづいて、Andoroid → Andoroid アプリケーション・プロジェクトを選択して 次へ をクリックします



続いて表示される画面で、アプリケーションの情報を登録していきます。

Application Name : アプリケーションの名前です。ここでは「MyProject」としておきました。
Project Name  : アプリケーションの名前と同じで大丈夫です。
Package Name  : 他の人とかぶらないような名前を設定します。なんでも良いのですがサイトなどをお持ちでしたら、そのドメインを逆にした文字列を入れるとよいでしょう。

BuildSDK : Andoroid2.3.3(API10) を選択
Minimum Required SDK :API10 Andoroid2.3.3 を選択

入力が完了したら、次へをクリックしてください。
その後は特に変更は必要ありません。完了をクリックしてください






以上で、インストールと設定は完了です。
アンドロイドアプリケーションが動作するか、実際に試してみましょう。

左端のパッケージエクスプローラから

MyProject (先ほど設定したプロジェクト名) を 右クリックしてください。

そこから、実行 → Andoroidアプリケーションを クリックします。



すると、アンドロイドの実行画面が表示されましたね?
以下のような画面が出れば成功です
(起動にはマシンによって3~5分程度かかる場合があります)




お疲れ様でした。
次はいよいよ、作成したゲームをアンドロイドアプリ化する手順を説明していきます。


次:ゲームをアプリ化する(Andoroid編 その2)アプリ化編

http://tyranoscript.blogspot.jp/2012/10/andoroid_7.html



ゲームをアプリ化する(Andoroid編 その2)アプリ化編


PhoneGapをダウンロードする


*本記事は、古い情報の可能性があります。
最新版のphonegap3.3に対応した解説記事があります。
>>【2004年度版】phonegapでアプリ化する (Android編)


ゲームをアプリ化するのに、「PhoneGap」というツールを使用します。
無料で利用できますので、以下のURLへアクセスしてダウンロードしてください

http://phonegap.com/


画面右上のDownloadボタンをクリックしてください。

2012年10月現在の最新版は2.1.0です。
2.1.0をベースに解説していきます。

*(注意)最新版のPhoneGapを必ず適応してください。最新機種やOSへの対応が確実になります







ダウンロードしたファイルを解凍してください。



解凍したフォルダの [ lib ] → [ android ]  フォルダを確認してみましょう。
このフォルダを使用しますので、確認しておいてください。


アプリ化開始



その1準備編 で作成したプロジェクトを使用します。

パッケージエクスプローラーから

MyProjectの直下に libs という名前のフォルダを追加(右クリック→新規→フォルダ)
*最初から存在する場合もあります

同様にMyProjectの下のassetsの下に www という名前のフォルダを作成






次に ダウンロードしておいた、phonegap の androidフォルダのから
cordova-2.1.0.js というファイルを assets/www フォルダへコピー (ドラッグ&ドロップ)
cordova-2.1.0.jar というファイルを libs フォルダへコピー
xml フォルダ を res フォルダへコピー






コピーしたlibs/cordova2.1.0.jar ファイルにビルドパスを通す必要があります。

libs/cordova2.1.0.jar を右クリックして 

[ビルド・パス]-[ビルド・パスに追加] を 選択します



次に、MyProject - src - jp.tyrano.myproject - MainActovity.java をダブルクリックして開いてください。




以下のように編集します。
赤字が変更、修正部分です。




package jp.tyrano.myproject;

import android.os.Bundle;
import android.app.Activity;
import android.view.Menu;

import android.view.Window;
import android.view.WindowManager;
import org.apache.cordova.*;


public class MainActivity extends DroidGap {

    @Override
    public void onCreate(Bundle savedInstanceState) {

    super.onCreate(savedInstanceState);

    //setContentView(R.layout.activity_main); この行は削除

        getWindow().clearFlags(WindowManager.LayoutParams.FLAG_FORCE_NOT_FULLSCREEN);  
        requestWindowFeature(Window.FEATURE_NO_TITLE);
        getWindow().setFlags(WindowManager.LayoutParams.FLAG_FULLSCREEN,
                       WindowManager.LayoutParams.FLAG_FULLSCREEN);

        super.loadUrl("file:///android_asset/www/index.html");



    }

    @Override
    public boolean onCreateOptionsMenu(Menu menu) {
        getMenuInflater().inflate(R.menu.activity_main, menu);
        return true;
    }
}



上書き保存してください。


次に、AndoroidManifest.xmlを右クリック → 次で開く → テキスト・エディターを選択します





開いたファイルに以下の位置へ赤字の部分を丸ごとコピーして貼り付けてください。




<manifest xmlns:android="http://schemas.android.com/apk/res/android"
    package="jp.tyrano.myproject"
    android:versionCode="1"
    android:versionName="1.0" >

    <uses-sdk
        android:minSdkVersion="10"
        android:targetSdkVersion="15" />

<supports-screens
    android:largeScreens="true"
    android:normalScreens="true"
    android:smallScreens="true"
    android:resizeable="true"
    android:anyDensity="true" />

<uses-permission android:name="android.permission.CAMERA" />
<uses-permission android:name="android.permission.VIBRATE" />
<uses-permission android:name="android.permission.INTERNET" />
<uses-permission android:name="android.permission.MODIFY_AUDIO_SETTINGS" />
<uses-permission android:name="android.permission.ACCESS_NETWORK_STATE" /><uses-permission android:name="android.permission.WRITE_EXTERNAL_STORAGE" />




    <application
        android:icon="@drawable/ic_launcher"
        android:label="@string/app_name"
        android:theme="@style/AppTheme" >
      <activity
            android:name=".MainActivity"
            android:label="@string/title_activity_main"
            android:configChanges="orientation|keyboardHidden"
            android:screenOrientation="landscape"
      >
            <intent-filter>
                <action android:name="android.intent.action.MAIN" />

                <category android:name="android.intent.category.LAUNCHER" />
            </intent-filter>
        </activity>
    </application>

</manifest>







*android:screenOrientation="landscape" の部分は、横向き固定にするためです。
縦型ゲームの場合は不要です

*パーミッション設定は必要に応じて追記してください。ティラノスクリプトを利用するゲームでしたら上記設定で問題ありません。


上書き保存してください。




さて、いよいよ最後の仕上げです。


あらかじめダウンロードしておいたゲームフォルダを開いてください。

その中のゲーム実行ファイル index.html を エディタで開いてください。


開いたら <title>Loading TyranoScript</title>
の直ぐ下に以下のコードを挿入してください


  <title>Loading TyranoScript</title>
  <script type="text/javascript" charset="utf-8" src="cordova-2.1.0.js"></script>



上書き保存してください。


つづいて、このプロジェクトフォルダの中身を、Eclipseのassets/www フォルダへコピーします。
ドラッグ&ドロップでどうぞ






次に、音を鳴らす場合は以下の設定を行なってください。
メニューから [ウィンドウ]-[設定]を選択

「Andoroid」 -  [起動] を選択して

デフォルトエミュレーターオプション のところに 

--useaudio


と入力してください





以上で準備は完了です。


プロジェクト名を右クリック → 実行 → Andoroidアプリケーションを クリックしてください。

(横向きのゲームの場合は CTRL + F12 で端末を回転させることができます)






開発したゲームが動作しましたね。

お疲れ様でした。


あとは、実機で確認してアンドロイドマーケットなどで配布しましょう


次(予定):ゲームをアプリ化する(Andoroid編 その3)リリース編